アニュージュアルNT−アドバンサーのビッド 基本解説002号 アンユージュアルNTの基本に続いてアドバンサーのビッドを纏めた。 前回の基本解説001号と合わせて参考にされたい。 サンプルは全て1Sオープンにパートナーが2NTビッドした場合である。 #1 アドバンサーは基本的には示されたスーツのどちらかを選ぶ。 枚数が同じ時は通常低い方を選ぶ。ダブルトンでもやむを得ない。 レスポンダー(オポーネント)がダブルをかけた時はアドバンサーはスーツのプリファランスが明確な 時のみビッドする。明確でない時はパスしてオーバーコーラーにスーツを選ばせる。 S:A953 典型例。1S−2NTにダブルが入っても入らなくても3Cビッドする。 H:QJ863 D:4 C:976 S:A965 この手では嫌でも3Cとビッドしなければならない。 H:QJ863 D:94 1S−2NT−Xの時はパスしてパートナーに任せる。 C:76 #2 スーツフィットが良くて点があまりない時はプリエンプティブでジャンプするべき。 ジャンプのレベルはバル条件とディフェンスバリューで決める。 相手にゲームがありそうな時は即5ビッドして相手に情報交換の暇を与えないのが良い。 S:A95 ディフェンス点がなくCのフィットがあるので、 H:QJ863 バル条件が悪くなければ5Cビッドすべき。 D:4 こちらがノンバルで相手がバルなら6Cでもいい。 C:J976 #3 手が良くてゲームやスラムが有りそうな時はオープニングスーツで再キュービッド。 これに対しオーバーコーラーはミニマムではミニマムレベルで低い方のスーツビッド、 S:A953 これだけ強いと3Sでキュービッドしスラムへの興味を示す。 H:AKJ5 パートナーが4C(チーペストエスケイプ)でミニマムを示したら5Cでサインオフ。 D:4 それ以外のビッドで前向きの回答をしてきたらスラムを狙う。 C:KQT2 #4 第4のスーツビッドも可能。但しサポート無しで切り札として成立する事が条件。 このビッドはノンフォーシングであるが手によってはオーバーコーラーはレイズしても良い。 グッドバリューの時はそれを表現できる別のビッドをする。 S:7 パートナーは5−5以上のマイナーと分かっていてもH切り札が良い。 H:AKJT754 バルの場合はそれなりの点があるだろうから4Hビッドが良い。 D:Q65 C:K3 #5 3NTビッドは点が有り、一つ又は両方にサポートがあって、残りのスーツ、 特にオープニングスーツにストッパーのある手を示す。 S:KQT 危険なスーツには両方とも2ストッパーのポテンシャルがある。 H:AQ5 パートナーのマイナーには両方ともサポートがある。 D:K754 3NTは確実だろう。 C:AJ2 基本解説シリーズ / 更新日 2001/2/15