1h-2dの見直し(その3)
                                ビッド考察メモ004号

ここまで来たのでこの際nt検討は最後に回して残りのビッドを終わらせてしまうことにする。次は1h-2d-2sを取り上げる。
1h-2d-2sのオープナーはh6枚否定、S4枚保証であり、45xxの5パターンのみである。同様にレスポンダーの各スーツフィットを見てみる。
sフィトが17%あり、hフィットが46%ある。hフィットが50%より少ないのはsフィットに両Mフィットがあるからである。
残り37%のうちdが6枚で62フィットの可能性があるのが15%、c5d5枚が4%、残りがntになる。

1h-2d-2s-2n  キャッチオール
        -3c  c5枚d5枚<3055/2155/1255>
        -3d  d6枚 ⇒<3dnfp>としてパターン
        -3h  hフィット(3枚)スラミッシュ(6LTC〜) ⇒<3hsp>
        -3s  sフィット(4枚)スラミッシュ(6LTC〜) ⇒<3ssp>
        -3n  sフィット(4枚)サインオフ(7LTC)
        -4h  hフィット(3枚)サインオフ(7LTC)

3dによるd6枚提示以降は前回のものと全く同じである。<3hdfp>を取り込んだ形で3dからパターン化することにする。
3cによるc5枚にはd6枚c5枚のものもあるが、それは3d側に属することにして、3cビッドは55mのみとする。
2nキャッチオールは、実際には2254/3154/3253のみであり、3dのみdフィットが成立するが他はntになる。
また、2nは点数範囲を限定しない為3nが余る。それゆえ、これを4sサインオフの代わりに使用する。
これにより、サインオフにも関わらずスラムトライできる場合にコントロール確認をすることが可能になる。

1h-2d-2s-3c  c5枚d5枚<3055/2155/1255>
           -3d  cフィット(3枚)<4504/4513> ⇒<3dcfp>としてパターン化
           -3h  dフィット(3枚)<4540/4531> ⇒<3hdfp>
           -3s  c/d否定スラミッシュ<4522>
           -3n  c/d否定サインオフ<4522>

<3dcfp>
・・・・・・3d  cフィット
        -3h  スラミッシュ(6LTC〜)
           -3s  キュービッド(6LTC〜、アナザメジャーコントロール有りdなし)
           -3n  サインオフ(7LTC)
          -4c  キュービッド(5LTC〜、アナザメジャーコントロールなし)
          -4d  kbrkc(5LTC〜、アナザメジャーコントロール有り)
           -4c  キュービッド(6LTC〜、アナザメジャーコントロールなしd有り)
           -4d  kbrkc(6LTC〜、アナザメジャー&dコントロール有り)
        -3n  サインオフ(7LTC)  
           -4c  キュービッド(5LTC〜、アナザメジャーコントロールなし)
           -4d  kbrkc(5LTC〜、アナザマイナーコントロール有り)

<3dcfp>は<3hdfp>と違ってスペースが空いていない為<3cfp>とは同じにならない。
サインオフには3nを使わざるを得ないため、スラミッシュを除きコントロール確認は1スーツのみとなる。1スーツはメジャーとする。

3d枚数表示以降のパターン化は下記となる。
<3dnfp>
・・・・・・3d  dの枚数保証
        -3h  dフィット ⇒<3hdfp>
        -3s  d否定のスラミッシュ(6LTC〜)
           -3n  サインオフ(7LTC)
           -4c  d単独でキュービッド(6LTC〜、アナザメジャーコントロールなしcあり)
           -4d  d単独でキュービッド(6LTC〜、アナザメジャーコントロールありcなし)
           -4h  d単独でkbrkc(6LTC〜、アナザメジャー&cコントロールあり)
        -3n  d否定のサインオフ(7LTC)
           -4c  d単独でキュービッド(5LTC〜、アナザメジャーコントロールなしcあり)
           -4d  d単独でキュービッド(5LTC〜、アナザメジャーコントロールありcなし)
           -4h  d単独でkbrkc(5LTC〜、アナザメジャー&cコントロールあり)

d否定された場合は、ここでは単独でも可能のケースを主体に記載したが、ntコントラクトとの関係で見直しが必要である。

2013.11.23 作成