1h-2dの見直し(その5)
                                ビッド考察メモ006号

前回検討したレスポンダーによるntパターンビッドが、オープナービッドでも必要になるため、それについて検討する。
レスポンダーとの違いは、hcp範囲が1ずれる事であるが、その理由はレスポンダーは13hcp以上であり、オープナーにはその制限がないことである。
しかしながら10hcpまで含めるのにはかなりの無理が有り(極端なアンバランス)、ここでは12hcpからとする。
11hcp以下でも使用せざるを得ないような場合はディストリから12hcp相当と考えることとする。

・・・・・-3s  12-14
        -3n  13-18、サインオフ
        -4n  19-20、6nインビテーション
        -5n  23-24、7nインビテーション
        -6n  21-22
        -7n  25-
     -3n  15-17
        -p   13-15、サインオフ
        -4n  16-17、6nインビテーション
        -5n  20-21、7nインビテーション
        -6n  18-19
        -7n  22-
     -4c  18-20
        -4n  13-147、6nインビテーション
        -5n  17-18、7nインビテーション
        -6n  15-16
        -7n  19-
     -4n  21-23
        -5n  14-15、7nインビテーション
        -6n  13
        -7n  16-
     -7n  24-

3sが使えない場合は3nから始まり、一部やむなく4nになることは前回通りである。
これらは<3sop><3nop>としてパターン化する。

これらが使われるシーケンスとして代表的なのは(その2)で検討した3dによるd6枚提示後のビッド
1h-2d-3c-3d  d6枚
           -3h  dフィット(2枚) ⇒<3hdfp>としてパターン化、<3dfp>と同一
           -3s  d否定のスラミッシュ
           -3n  d否定のサインオフ
においてd否定の場合に現れる。(その2)における上記のビッドをこれにより詳細化出来る。


この代表例の様なdスーツに関わる場合には、dフィットしなかった場合でもntだけではなく単独dでスラムが狙える場合がある。
この為、必要な場合にそのビッドが出来るよう、3sと3nの場合に対して下記の追加を実施する。

・・・・・-3s  12-14
        -3n  13-18、サインオフ
        -4c  単独dでのキュービッド(5LTC、cコントロール有りアナザメジャーなし)
        -4d  単独dでのキュービッド(5LTC、cコントロールなしアナザメジャーあり)
        -4h  単独dでのkbrkc(5LTC、c/アナザメジャーともコントロール有り)
        -4n  19-20、6nインビテーション
        -5n  23-24、7nインビテーション
        -6n  21-22
        -7n  25-
     -3n  15-17
        -p   13-15、サインオフ
        -4c  単独dでのキュービッド(6LTC、cコントロール有りアナザメジャーなし)
        -4d  単独dでのキュービッド(6LTC、cコントロールなしアナザメジャーあり)
        -4h  単独dでのkbrkc(6LTC、c/アナザメジャーともコントロール有り)
        -4n  16-17、6nインビテーション
        -5n  20-21、7nインビテーション
        -6n  18-19
        -7n  22-


2013.11.27 作成