M7枚の取扱い
                                ビッド考察メモ010号

メジャー7枚の場合の7-1フィットは切り札としての意味は曖昧である。
7枚もあればパートナーが0枚でもオポーネントは6枚、4-2に分かれていても切り札としては問題ないだろう。
しかし7-0でアナーカードが無ければトランプでルーザーが出る。ゲームはまだ可能性があるが、
スラムの場合はアスキングしても5で止まるのが目に見えている。
であれば、わざわざ5にすることもないので可能ならゲームで止めるべきだろう。

こういった考えの元で、1M-2mにおけるM7枚に対しては、単独トランプ可能という概念を取り入れ、
その場合には特別のビッドを用意することにする。
単独トランプ可能の条件としては7枚でトップ3の内2所有、6枚の場合はソリッドを採用する。

この条件下で、ハンドのLTCにより下記のビッドを採用する。(3ssp/3hspと同様である)

 1s-2m-3s  5LTC ⇒ 6LTC〜
       -3n  6LTC ⇒ 7LTC
       -4s  7LTC ⇒ 削除

hスーツの場合は同様に、

 1h-2m-3h  5LTC ⇒ 6LTC〜
       -3s  6LTC ⇒ 7LTC
       -4h  7LTC ⇒ 削除

これ以外の条件下では全て2Mビッドを採用するが、
その後のの2/1シーケンスにおいて(少なくともスラムトライとして)7枚sを考慮する必要がなくなる。
これにより、特に1h-2d-2hのシーケンス等でh7枚を意識したビッド展開等が変更になる。


2014.2.27 訂正(⇒部分)
2014.1.29 作成