2/1フェロシアン解説(その6)
                                      (1s-2c-3c後のレスポンダーリビッド)

(2)レスポンダーリビッド(e)1s-2c-3cの場合
最優先ビッドはやはりsサポートであるが、他と同様3s/3nをこれに当てる。
既にcがフィットしているのでdスーツサーチは不要。

hは53フィットが残されており、前回と同様3hでスラミッシュ想定のビッドを構築することは出来るが、
既にフィットしているcのスラムトライで3hが使えないと、コントロール確認が一部出来なくなる。
従ってどちらを取るかの選択になる。h5枚は0.4%、cフィットは44.8%もあるので、フェロシアンではcを選択する。

1s-2c-3c  cサポート(4+枚)
        -3d  cトランプのスラミッシュ
        -3h  cトランプのサインオフ
        -3s  sサポート(3枚)のスラミッシュ
        -3n  sサポート(2枚)のサインオフ

3d,3hの後続ビッドはこれまでに出て来た通りである。(3dhcfpパターン)
オープナーがh3枚ある頻度は3.6%あり、上記の0.4%とで全体としては0.02%のh53フィットを諦めることになる。

レスポンダーリビッドは以上で終了であるが、1s-2cに対するオープナーリビッドで3d/3hが余っている。
そこでこれらを1s-2c-3cにおけるスプリンタービッドとして取り扱う。
スプリンタ-の効果が最もよく現れるケースとして、6ルーザーハンド限定とする。

1s-2c-3d  cサポート(4+枚)のdスプリンター、但し6L限定
        -3s  sフィット(3枚)スラミッシュ(6L〜、又はスプリンターに合致した場合は7LTC〜)
        -3n  サインオフ(スプリンター合致しない〜7L)
        -4c  cトランプのキュービッド(6L〜、又はスプリンターに合致した場合は7LTC〜、hコントロールなし))
        -4d  cトランプのkbrkc(6L〜、又はスプリンターに合致した場合は7LTC〜、hコントロールあり)
        -4s  sフィット(3枚)サインオフ(スプリンター合致しない〜7L)

sフィットの場合にコントロール確認できない場合がある。3hによるhスプリンターも全く同じビッドとなる。


2014.3.27 作成