1NTオープンに対するオーバーコール
ハーディー教解説001号
以下にオポーネントの1NTオープンへのオーバーコールのコンベンションについての推奨案を纏める。
本案は基本的に2スーターオーバーコールを基本とするので、トップ&ボトムキュービッドを採用しよ
うかというフレキシブルな人でないと受け付けないだろうと言う事で、HCBL解説シリーズとはせず、
ハーディー教解説シリーズとした。
相手の1NTオープンへのオーバーコールはブローゼルよりもカペラッチ(ハミルトン)の方がベター。
違いはペナルティダブルが使えるメリットとCのワンスータでの2の台を諦めるデメリットの2者択一
である。しかしながらカペラッチにはそれ以外にもメリットが有り、ハーディー教としてはこれを採用
する。カペラッチ概要は下記。
#1 ダブルはペナルティでグッドバランスハンドを示す(少なくとも1NTオープン以上)。
但し20点以上でこれを使うとパートナーには点がない為パスできない可能性がある事に注意要。
強くて長いワンスーターと少なくとも2スーツにストッパーのある手(KQJTxxと2A等)で
も使う(勿論ソリッドスーツがある時でも使えるだろう)。
又、基本的にはグッドバランスハンドを表わすので、1NTオープンに使うコンベンションが全
て使える。2Cステイマンや2D/2Hのトランスファー等。
#2 2Cはワンスータを表わす。通常は6枚以上だが、強い5枚もいいだろう。アドバンサーは2D
ビッドしオーバーコーラーが自分のスーツをビッドする。
2Cに相手がダブルをかけたらアドバンサーはビッドしない。ビッドした場合は例え2Dでも自
分のグッドスーツである事を示す。
#3 2Dはボスメジャー。通常は5−5だが実用的には5−4も多い。
#4 2H/2Sのメジャービッドはそのメジャーとマイナースーツの2スータを示す。
アドバンサーはメジャースーツが許容できない時は2NTでマイナースーツをアスキングできる。
#5 2NTは通常ボスマイナーを示す。
#6 パストハンドでは状況が変わる。点数がないのだからペナルティダブルは有り得ない。
従ってCのワンスータの時にダブルをかけてアドバンサーに2Cビッドを要請してパスするのに
使う事が出来る。(2の台で止められる)
#7 エキスクルーシブルダブル:カペラッチに必須なのにあまり使われていない
1NT−2Cに相手側が何らかのアクションを起こした場合、例えばナチュラルでスーツをビッ
ドした時や、トランスファービッドを使った時等に、アドバンサーがかけるダブルで、レスポン
ダースーツが短くて残りの3スーツにサポートがある事を示す。
カペラッチの欠点に、グッドメジャーがある時にまず2Cをビッドするため相手のビッドスペースを奪
えないと言う事がある。この点を補ったのがヘルムスー2と言うコンベンション(カペラッチをヘルム
スとも言う)で、
#8 2H/2Sビッドと2C経由の2H/2Sビッドの意味を交換する。
2C−2D−2H Hの1スーター → Hとマイナー
2C−2D−2S Sの1スーター → Sとマイナー
2H Hとマイナー → Hの1スーター
2S Sとマイナー → Sの1スーター
ヘルムスはこれに更に改良を加えハロー(HELLO)と言うコンベンションを作った。現時点ではこ
れが最高だろう。(ハーディー教としては当然これを採用)
#9 ダブルはペナルティ
2CはDのワンスーターか、メジャー&マイナーの2スーター(これは#8と同じ)
2DはHのワンスーターでトランスファー(これが違う)
2Hはボスメジャー(つまり2Dと2Hを入れ替えた)
2SはSのワンスーター
2NTはCのワンスーター
3Cはボスマイナー(成る程、どうせ3の台になるのだからこれでもいいなあ)
3Dはボスメジャーの非常に良い手
最後にこのシステムはオポーネントの1NTオープンに対して使うものであるが、少し考えればパート
ナーがオープンして、オポーネントが1NTオーバーコールした時にも使う事が出来る。
これについては別の機会に纏める。
以上