■サンプル@BBO 1S−2C実例集
2オーバー1ビッド解説(その3:1M−2mに関する追加考察)
                                                 ハーディー教解説0017号

#1 1s-2c後のビッドに関しては、hardy教解説015号及び016号にてほぼ纏まったので、それ以外の1M−2mについて、1s-2cからの変更点を中心に解説する。

1S−2Dの場合
#2 オープナーがCを紹介するには3Cと3の台になってしまう。この為C枚数は5枚を条件とする。
    この結果、5134/5224/5314がリビッド出来ない状況になる。
    4枚Cで3Cビッドするか、3枚フィットで3Dにレイズするか、バランスハンドでは無いが2Nビッドするか。

    当面、5134は3D(レスポンダーDが9割程度5枚である)、4224/5314は2Nビッドすることにするが、
    ビッドシステムはこの条件を大きく考慮しないで設定するものとする。

1H−2Cの場合
#3 H6枚よりもS4枚を優先すると、H62フィットが見つからなくなるため、2Sより2Hを優先する。
    これにより、S44フィットがあってもH62でやることになるが、これは充分に許容できると考える。
    なお、これらの関係は、要は下から順にビッドすると言うことで理解しやすいと思われる。

1H−2Dの場合
#4 これは上記の#2と#3の両方適用で一応の話が済むが、1h-2dのレスポンダーはDは必ず5枚と扱って良い。
    レスポンダーのDが4枚の場合は3343の場合のみであり、H3枚ある為必ずHコントラクトになる為である。

1M−2m−3m後のビッドに関して   
#5 1M−2m−3mはmフィット決定の扱いで、mスラムサーチに使用している(mのスラミッシュ)が、
    M’の53フィットを見つける為に使用したいとの意見もある。しかしM’5枚の場合はmは6枚有り、
    その発生頻度は非常に少なく、Cのスラムサーチに使う方が有効と判断する。

   同様に1M−2D−3C−3M’に関してもM’5枚よりCのスラムサーチに使用することとする。


2013.10.17 新規作成