■関連解説 T&B基本編(002号)  T&B応用編(005号)
 4枚スーツオーバーコール<トップ&ボトムへの補足>
                                      ハーディー教解説006号 
  
トップ&ボトムに特殊ジャンプオーバーコールとイコールレベルコレクションを伴うテイクアウトダブルタイプ3 
を加えたセットを使うに当り、4枚スーツでのオーバーコールを追加採用する事を推奨する。   
  
4枚スーツでのオーバーコールの条件は下記。   
(1) 非常に良いスーツである事。   
(2) 1の台である事。2の台は絶対やってはいけない。   
(3) オープニングスーツが長いと4枚スーツのフィットが期待できるので、安全性が増す。   
  
これも感覚の世界なので、例題を見ていくのが良いだろう。   
  
#1 4枚オーバーコールは強いスーツが条件。   
  
     S:AKQ9     1Hオープンにマッチポイントでは1Sオーバーコール   
     H:872       1Cオープンなら相手のビッドスペースを奪えるのでなお良い。   
     D:Q43   
     C:T97       (11HCP、8+ルーザ)   
  
#2 オープニングスーツが長い事も条件になり得る。   
  
     S:QJ42     1Hオープンにマッチポイントなら1S。   
     H:87653     Hが5枚ある事からパートナーのHは短く、Sのサポートがある可能性が高い。 
     D:KT   
     C:K2        (9HCP、8ルーザ)   
  
#3 もっともアグレッシブなケースは。。。。   
    
     S:Q987      1Hオープンに1Sのこれが限度。マッチポイントではそれほど悲惨ではない。 
     H:87642     無論Hが5枚もあるゆえである。   
     D:KT   
     C:K2        (8HCP、8ルーザ)   
  
#4 IMPでは健全な点数が必要。   
  
     S:QJ97    これがIMPの場合のミニマム条件に近い。マッチポイントでは確実。 
     H:86542   貴方には4トリック以上ある。Sがフィットすると点数がなくてもゲームがあり得る。 
     D:A       (12HCP、7ルーザ)   
     C:AJT          
            S:K9642  アドバンサーが       S:T863    こんな手でも2S、 
            H:J      こんな手でも        H:Q2      運が良ければ 
            D:T863   4Sが可能。        D:KQ63    3Sもあり得る。 
            C:Q93                    C:964    
  
#5 フィットが期待できない時はぱパス。   
  
     S:KJ87      1Hオープンにはパスが良い。Sフィットを期待できる条件もないので危険。 
     H:42        ハーディー教ではこれは2Hがよい。   
     D:AK   
     C:Q6432     (13HCP、6ルーザ)   
  
#6 オープニングスーツ枚数の最低条件は4枚。   
  
     S:KQT5      1Hオープンにマッチポイントでは1S。   
     H:8642      Hに4枚しかないが、なおSフィットを期待出来る。   
     D:AJ3   
     C:76        (10HCP、8ルーザ)   
  
#7 テイクアウトできる時はテイクアウトダブルの方が良い。   
  
     S:KQJ3      1Hオープンには1Sよりもテイクアウトダブルが良い。   
     H:876        ハーディー教では1NTオーバーコールも良い。   
     D:AJ4   
     C:KJ5       (15HCP、8ルーザー)   
                                             以上